S1 - ファイバーレーザー複合パンチングシステム

高度なハイブリッドテクノロジーが備わったマルチプレスヘッド

S1は、高度なハイブリッドテクノロジーを採用した最新の第2世代マルチプレスヘッドが組み込まれています。すでにSalvagnini Leanパネルベンダーに採用されているハイブリッドドライブは、特許取得済みの独自構造と洗練されたサイクルにより高品質なパンチングを可能にします。高い情報処理機能を備えた最新の機構部品を使用し、独自のソリューションによりシステムと電動モーターのパンチング能力を落とすことなく最小限の選定をすることで、一般的に利用されている電気機器と比べてエネルギー消費を20％削減します。これによって機械部品の小型化、およびコストの削減を実現し、必要なメンテナンスも最小限にします。

タレットツールを常時使用可能に

Salvagniniマルチプレスは、常に１つ以上の金型を同時に管理でき、金型交換のために機械を停止させる必要がないため、常にユニークなソリューションとなっています。これは加工サイクルタイムと金型磨耗の点においてパンチング加工を比類のないものにし、加工過程を極めて生産的かつ効率的にします。マルチプレスヘッドは標準のタレットツールB・C・Dタイプを使用しています。これらにより、他のSalvagniniパンチングセンターと比較してパンチング可能な板厚の範囲を広げます。また、制御された加工により高品質なパンチング・成型加工を実現します。

ヘッド仕様

マルチツールでは以下の金型装着数4/6/10の3タイプから選択可能:

18 mm　マルチツール10
24 mm　マルチツール6
31.7 mm　マルチツール4
88.9 mm　シングル

多彩な設定が可能なツインマニピュレーター

ツインマニピュレーターは、X軸に沿って移動する2つの独立したトロリーを装備しており、加工サイクル開始時に素材をセンタリングし、素材をクランプしながらパンチングおよび切断加工を行います。2つのトロリーは同時に独立して作動することができ、それぞれのトロリー内で3つのピンサー間の拡張が可能な機構を備えています。そのうちの1つは任意設定が可能です。これらの仕様により、成型加工が施されているものや長尺、幅狭な形状を含む素材全体の100％有効活用を保証します。このように、2つのトロリーと拡張可能なピンサーの動きを管理するインテリジェントな作動システムとパンチング最適化アルゴリズムによって、素材の全部分が加工可能です。

レーザーカッティングで製品形状の制限を排除

マルチプレスヘッドの横に配置されたファイバーレーザーカッティングヘッドは、キャリッジ上を290mmのストロークでY軸に沿って移動します。これにより最大限の座標上の加工が可能となります。また、2kWまたは3kWのファイバーレーザー発振器は、不規則な軌道を切断加工する際に高い直線切断速度と絶対精度の実現を可能にします。